今年のベスト10展覧会 その⑦・⑧
今日は寒い。海近くの職場では雪がちらついていた。
さて今日は⑦と⑧
まず⑦ 大阪市立自然史博物館で開催された「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」。
恐竜やゾウの骨格標本がある展示室に、田中秀介さんの作品。彼が描いたのは、まさにその展示室の風景。展示品を後ろからみたり、来場しているカップル越しにみた風景や
化石や火山石のドアップなど。
彼の作品には、いつもちょっとしたずれというか、段差があっておもしろい。
本展でもいかんなく彼の特徴が発揮されていた。
巨大なキャンバス9枚、見上げる高さに掲げられていて首が痛い。それだけでおかしい。
漫才師の突っ込みの人がボケの一言によろけるように、私もいつも彼の作品や言葉によろけながら楽しんでいる。
画像は展覧会サイトから。
⑧つ目は練馬区立美術館「出会い、120年のイメージ 日本の中のマネ」
切り口が面白かったのと、なんといっても大好きな福田美蘭さんの作品を
存分に味わえた。来年は名古屋で福田さんの個展があるとか。